「新・映像の世紀」第3集 時代は独裁者を求めた

番組公式サイトでネット公開されている動画へのリンク付きで、感想をメモ。

この回の中心人物はヒトラー。

ハイデガーのヒトラーへの賛美。(動画

ココシャネルの対独協力。(動画)(関連

国民車計画とポルシェ、そしてフォルクスワーゲンの興り。(動画

ドイツの軍需産業とアメリカ企業。(動画
ここは前回の『グレートファミリー』回でも見た、アメリカ企業と国際政治の動きが引き続き。(第2集に引き続いて、国家と企業のパワーバランスの変遷もとても気になる。)モルガン家と第一次大戦の賠償金について思い出しながら。

ナチスから勲章を受け取ったフォード。(動画
現地の駐ドイツ大使が送った書簡(アメリカがドイツの戦争を起こす可能性を高めているという指摘をしたもの)が印象深い。

独ソ不可侵条約から9日後に第2次世界大戦が始まる。
亡命したドラッカーは、独ソ同盟を予言していた。(動画
「今日は悪夢に過ぎないことも、明日には現実になる。」というフレーズも、大戦に向かう世界のありさまを感じて、強烈だった。

そして、ドイツの冷戦が冷戦へとつながっていく。
米ソの科学者獲得競争、V-2ロケットと大陸間弾道ミサイル。(動画
アメリカに渡ったフォン・ブラウンとアポロ計画。(動画

もうこの頃には政治のすぐ向こう側に大企業の存在がある時代がやってきてしまっていて、第2次大戦においても、経済の都合で世界が大戦に向かっていったという面があったことを知って驚いた。第1集で「イギ・・・リス・・・!!」となり、第2集3集で「アメリカーーーー・・・!!!!」となった。第4集ではどうなるのかな。