もちろん読んでいるのは加納さんの人生の一部なんだけれど
同じような心の動きのあった思い出がパッと浮かんでくる。
自分の人生を振り返りながら、
自分だったら、あの人、あの場所、あのシーンだなと。
例えば、『ポケットの碁石』の囲碁教室って
自分にとっては地元にあった青果市場だなあ・・・なんて。
子供のころに見た景色、
大人と子供のあいまいな境界線について、
そして仕事と自分について。
特に良かったものを挙げておく。
・ポケットの碁石
・「ことな」の魔法
・汽車に乗って
・挨拶と笑い
・最高の仕事
・魂の居場所
・青春
・ねこが好き
自分は加納さんの文体がめっちゃ好みなんだと思う。
爽快で、温かい。
またぜひ加納さんにはエッセイを書いてほしい。
この本を読み終わった日の夜に見た夢には、
加納さんに「エッセイ読みましたよ」って伝えるシーンがあった。
なかなか気持ち悪いが・・・、良かった証拠!!